こんにちは。
今回の感想は
レプリカだって、恋をする。 3巻です。
衝撃のラストで終わった2巻の続き。
素直が学校へ行き、真田も学校へ行く。
望んだ形ではありますがナオとアキの事を思うと気が気じゃない部分もありました。
大切な人を失ってすぐこの状態ですからね。実際ナオも大分沈んでましたし。
なのでりっちゃんとアキがナオを連れ出してくれたシーンにはすごくすごく安心しました。
やっぱりこの3人よ!
りっちゃんに関しては学校をサボってまで会いに来てくれたのが本当にもう!もう......!うぅ......。
相変わらずナオとアキのイチャイチャには2828しっぱなしで家で読んだり電車の中で読んだりとちまちま読み進めていたのですが電車の中で読んでる時に甘々なシーンが来てしまい2828を抑えられなくて大変でした。
今回はいつものナオ視点中心ではなく素直視点と交互に入れ替わりながら進んでいくのが新鮮でした。
色んな目に映る物体に感情移入するレプリカ的視点(?)を持つナオと違って素直視点は人間そのものな視点なのですがこの作品に於いてはそれが真新しく映るのが面白いです。
ナオと同じ見た目なだけあって挿絵の素直を見ても可愛い〜!と思えるのが良かったです。
2巻までの素直と違って今回は素直が前向きに進んでいるからこそ感じられる可愛い!なのかもしれませんね。
これも3巻までの話があったからこそだと思うと感慨深いです。
今回は2巻で他のレプリカの存在まで来たからやはりと言うべきか、レプリカとは何なのか?に迫る話でしたね。
お互いにそれぞれの修学旅行を楽しみながら段々と解き明かされていくレプリカのあれこれは衝撃的でもあり、腑に落ちる部分もありました。
ナオ視点の修学旅行はリョウ先輩との思い出を辿る、ある意味で傷心旅行のようなもので、素直は前向きになるための修学旅行なのも面白かったかな。
お互いがお互いを恐れてるのもそうだよなあってなりました。
同じ見た目であっても同じ存在ではないからお互いに恐れるし羨ましく思う。
素直がナオを本物、自分はニセモノと称しているのは胸がキュッとなりました。
それでも学校に行く決断をして、今までナオに頼っていた部分を努力して頑張る姿は美しいな、と感じてしまう。2巻で勉強してたのはそういうことだったのかと。
消える条件については完全に予想外でしたが、ナオと素直の和解シーンでこのままじゃナオが消える!とは直感的に思ってたらその後に消えかけてやっぱりーーー!消えないでナオ!!!って心の中で叫んでいました。
この2人の完全な和解は1巻の頃からいつかあればいいと心の中で願っていたので見る事ができて本当に嬉しいです!
素直に優しさが欠けてるってのは1巻から読んでるとベッドにナオを寝かせるシーンとか、真田と話した辺りから明らかにナオに対しては優しくなって行った感じがあったからクラスメイトやその他への優しさの欠如を告白するシーンは驚きました。
リョウ先輩の家の2人はレプリカと過ごしてきたからこそナオとアキにリョウ先輩の家で暮らす選択肢をくれたりとキャラクターがそこに生きている感じが強く伝わって来るのも良かったですね。
3巻もたくさん喜怒哀楽を全開で読んでいましたが特にリョウ先輩が暮らしていた家に行ったシーンはずっと泣きながら読んでいました。
あのシーンは涙無しには読み進められません。
望月先輩がリョウ先輩の家に来ているってだけでもう涙止まらないので大変でした。
特に2828したシーンは198ページの辺りから。
このやり取りを真顔で読めるわけないでしょーーー!!!無理!2828止まらん!特に「私は手、出してほしい」はちゃんとナオ視点で見れば本当に手なんだろうけど読者とアキ視点だともう違う意味なんよ!!!!!!!!!!読んでる場所が家でよかった!外だったら色々終わってた。あぶない
あの挿絵もずるいよ。ナオ可愛すぎる!
そして3巻はりっちゃん視点の話があったのもよかった。自室以外では一度も泣かなかった。の一文にやられた。
ナオは果たしてどんな選択をするのか......!
2巻以上に気になるラストで早く4巻が読みたいぃぃ!
余談
2巻の感想キャンペーンでロングポスターが当たりました!嬉しい!電車の中に飾ってありそうな大きさでびっくりした!