あけましておめでとうございます。
正月早々再読したるはこの作品。
ひまりのまわり
Twitterでもちょくちょく話題に出してはモヤモヤとして頭を悩ませてたのですがまだ一度しか読んでなかったのでどこかでもう一度読みたいとは思っていたので読みました。
これで実は良い感じだったならよし初見と変わらなかったならそれまでという感じで。
と言う事で改めて良いところと悪いところを挙げて行こうかなと。
・良いところ
1.笑顔が良い。
多分これはこの作品を読む大多数の人が感じてると思うし作者も拘ったところ。
笑顔を素敵に描けるのはそれだけで作品として強みだなあとは思うのです。
特に作品の顔になっているひまりの笑顔はやっぱりいつ見てもこっちも笑顔になってしまうレベルの可愛さ。こんな義妹が欲しい人生でした。
2.個性豊かなキャラクターが多い
春喜のクラスメイトは個性豊かでそれなりに深掘り出来そうなキャラクターが多いのが良いですよね。
僕は神崎さんと翔が好きです。末長く幸せになって欲しい。
結構ぼかされてはいたものの3巻のカバー裏で2人の関係がちゃんと描かれてたのは嬉しかった。
・悪いところ
1.3巻という短さだから仕方ないところあると思うけどキャラクターが多い割に掘り下げが圧倒的に足りてない感じがした。
個性的なキャラが多かっただけに本当に惜しい。
というか1番大事なひまりの掘り下げが思った以上に少ないような
1巻の描き下ろしでこの作品に惹かれたところがあるのでもうちょい欲しかったなあと。
ここの表情ほんっとに好きなんですよね。いつも笑顔の子が見せるこう言う顔はたまらんのです。
このシーンがあったから作品へのハードルが跳ね上がった気もしてる。
タイトルがひまりの「まわり」なので周辺の掘り下げも大事なのですがかと言ってメインキャラが掘り下げられたかと言うとそんなになのでやっぱりこの辺はいつ読んでもモヤモヤします。1番掘り下げられてたのは恵なんじゃないかな...?
特に見たかったのは梨絵と綾香の話。掘り下げれば良い感じにドロドロしそう。
2.この話なんだったの?
当時はそこまで気にして読んでなかったんですけど
改めて読み返しててお、これ次で解決する話かな?でも一波乱ありそう!楽しみ〜!と思って次の話を読むと
話数飛んだ????と思うくらい関係のない話。
メタ視点で見るならこの辺で3巻で終わると決まったからこの話は切り捨てよう!となったのかもしれないんですけど出来ればこの辺も見たかったなあ。
最終的な関係性で期待してたのは義兄妹のひまりと春喜が両思いになる、もっと言えば付き合う事だったので(小牧さんごめん)ふんわりとはそれに繋がる描写が見れたけどそのひまりの気持ちがしっかり定まる前に終わったのはやっぱり悔しい。
次に始まったのがガッツリ百合ジャンルなのもすごく悲しかった。
やっぱりそっち描くんだ......って。
恵のひまりへのクソデカ感情描写は作中ダントツで浮いてて、作品が違えば映えるものだったので今の連載でそれ一点に集中出来てるのは作者的には良い事なのかな?とは思うんですけどね......。
後見たかったのは水着回かな。
スタイル良い子が多かったので。
ひまりの水着に春喜がドキっとするシーンとか見たかったよ〜〜〜!!
タイトルにも書きましたが特にこの作品が嫌いなわけではなく好きです。
好きだからこそ期待して、でも期待を大きく裏切られた気持ちになった作品でもあり嫌いでもあるのです。めんどくさいですね人間って。
でも思ったよりも印象悪すぎずに読み終える事が出来たのが救いかな、と言う感じ。少なくとも1年半程の呪縛からは多少なりとも解かれたかなと思ってます(2〜3年経ったと思ってたのにそんなに経ってなくて驚いてる)
なんにせよ、作中ではずっと笑顔は100点満点のものを見ることができたのでこれからもキャラの笑顔が素敵な作品として心には残り続けるんだと思います。
読み直して良かったです。