本屋で見た時、気付いたらレジに持って行きました。
一目惚れですね。割とラノベを買う時はこんな感じですけど今回のはいつも以上に勢いがあったと思います。
なんと言っても人外ヒロインの恋。形こそは人間だけど人間ではないものが恋をする物語が、僕は大好きなのです。
https://dengekibunko.jp/special/replica/
タイトルをこれを見て知った人はまずこのページを読んでいただきたい。
読みましたか?読みましたね?
あらすじ最高じゃないですか!?
タイトル好き、表紙好き、あらすじも惹かれる要素しかない。
特に見分けてもらうために髪型をハーフアップにするという一文のいじらしさったらもう!!!好き...
そしてその下にある書籍における口絵イラスト
動物園の撮影シーン可愛い!!!!!!!
浴衣シーン、良い。最後のイラスト、神!
なんなら最後のカラーの存在を読み終わって今気づきました。
とにかく本編が読みたくて仕方がなかったんでしょうね、これを読む時の自分は...。
すいません前置きが長すぎました。本編の感想行きます。ページ読んで本編読みてえ!となった人はこの先は読まないように!
まず表現がすごく良い。すごくすごく読みやすい!
舞台の作者の所縁ある静岡の風景はもちろん、ナオ視点のモノローグが素晴らしい。
作中に於いて、顧問の先生の机にある小物やナオとアキがデートで何のお茶を買ったか、なんて別にあってもなくても良いものをしっかり表現している。そこが好きでした。
そしてそれはナオにとって大事なことであるからこその描き方なんだなと知ってからはその表現にひたすら魅了されて行きました。
会話も心地良くて、ナオとアキの甘いやり取りはもちろん、ナオとりっちゃんの会話も好きでした。
特に牡蠣を取りに行く会話がお気に入りです。どんだけ牡蠣好きなの!?と笑いました。
レプリカであるから自由に学校に行けず学校行事とかも気軽に参加できるわけじゃないのも伝わってくるのが素晴らしいと共に胸がすごく締め付けられたり。
動物園ではレッサーパンダにはしゃぐナオにこっちもニヤけちゃったり
もう助けて!が最高です。
お祭りに行くシーンでは制服姿なのに浴衣の体で行く、ってなんなんですかもう!!!!
制服姿の2人が浴衣姿に変わるシーンが映像で再生されましたよ!!!!!!かき氷食べさせあうシーン最高!!!
ナオが線路に落ちちゃったシーンではページを捲るのが怖くなり、もう一度ナオが出てきてくれた事に心から嬉しく思ったり。
終盤では涙が止まらなかったり。
ここまで喜怒哀楽を表に出てしまうくらい楽しんで読む小説は久々だった思います。
小説はいつも移動時間とかに読み進めて一気読みはしないのですが、この作品は一気に駆け抜けたい!
という気持ちがとても強かったです。
これもそんな感じで読んでいたのですが途中で閉じる時が本当に惜しくて、早く、早く続きが読みたい!とひたすらに思っていました。
次にページを開くときには多少なりとも記憶が抜けてしまう事が嫌で、最初から読み直したいと何度もなりました。
でも先を読みたい気持ちが先行してこうして最後まで読み終えました。また折を見て読み返したいですね。
恥ずかしい事を言うならば僕はこの作品に恋をしてしまったのかなと思います。
キャラクターもみんな魅力的で、大好きです。
ナオとアキはもちろん、りっちゃんも、素直も好きです!
りっちゃんのポッキーとプリッツの違いなんて読んでいてほんとやん!!!気付かなかった!悔しい!となったり。
素直の感情も嫉妬に近いものなんだろうなあ、と思っていたら案の定だったり。
ナオがすごく健気なところに涙を流したり。
アキもレプリカだった事に驚いたり。
書いても書いても感想が言い足りないんじゃないか、と思ってしまいます。
漫画化も決定しているとのことでまだまだ展開がありそうでワクワクしています。
是非ともアニメーション映画で見てみたい作品なのでどうかそこまで行ってくれないかな、と密かに期待していたり。
素晴らしい作品を本当に本当にありがとうございました!