こんにちは。
さよまた2巻を読み終えたので感想です。
今回は1巻と違い旅先で色々な人と交流して行くのではなく一つの村の中の話でしたね。
それでも登場人物は多く、1人1人にそれぞれドラマがあって読み応えは抜群でした。
中でも気になったのはジルなんですけど、三つ編みで魔女な女性...どんな見た目の人なのかすごく気になりました。いや単に僕の好きな要素である三つ編み+魔女だったからなんですがいつかイラスト見たいですね。
モンテさんは普通のおじさんを想像していたらどうやらモルモットなようでいやでも人型とかあるだろ...と挿絵を見たらガチのモルモットでおったまげました。
シュールだ、すごくシュールだ...。
ポーラさんは挿絵がなかったので想像しかできませんが挿絵でイラストがあれば衝撃が凄かった事でしょう。いつかジルさんと一緒に見れる日待ってます。
そういえばポーラさんがケースケ達が聖堂にいるの知ってたのは行間を読む的な表現なのか後に明かされるファゴさんが聖堂に向かうのを見送る日課の際にケースケの事を見ていたのか、どっちなんだろうって読んでて気になりました。
出会ったときの態度的に後者な感じもありますけど両方なのかな。
話してなく言われたのであればケースケが疑問に思うはずですし
今回の冒頭から登場したシャロルですけどニトと同じく探し物を求めて旅をしていた女性ですよね。
そしてニトと同じようにその探し物はこの世界にはないと言われてしまう。それも今度は本人に
それをケースケが異世界に住む人のやり方を参考に励ますという
結構ニトの追体験してるような感じのキャラクターだなって感じました。
多分ニトと出会う前にシャロルと出会っていたら一緒に旅してたのはシャロルだったんじゃないかなと、2人の会話はいつも駆け引きのようなものを感じてとても読んでて楽しかったですし。新たな旅の目的もできてましたし。
ニトとケースケの組み合わせとはまた違った良さがありました。
シャロルが旅に同行しなかったのは2人の間に入っちゃいけないと言う気持ちもあったんじゃないかなと、楽しい旅になるのは間違いないはずです。
でもきっとこのまま一緒にいたらケースケの事を好きになってしまうかもしれないしそうすると邪な感情だって生まれるかもしれない
なので別れたのは関係性をちょうど良く、再開しても仲の良い友人という状態を保つためだったのかもしれませんね。
灯花祭の時はニトの純粋で真っ直ぐというところが存分に活かされたというのも良かったですね。
複雑な心境の人ほど淀みのない真っ直ぐな言葉が1番心に届くというのはどこの世界でも同じなのだなと
これからの旅でも出会う人の事情に踏み込む時にはニトの存在は大きいんだろうなって。
時にはそれが足を引っ張る事もありそうですが
ケースケが相手の事情に踏み込むべきか迷う描写も多かったですよね、なんというか、ケースケの人間味が結構出てた話でした。
これもニトと出会えたおかげなのかもしれませんね。
こんな滅びかけの世界だからこそ、別れは希望をたっぷりと詰めてというのが大好きです。
もう会えない可能性の方がずっと高いからこそ、別れは明るく!
もしまた会えた時にたくさん笑い合えるように。
多分ないとは思いつつも話の途中で重要人物が1人くらい結晶化してしまってもおかしくないんじゃないかっていつも読んでてヒヤヒヤしてます。
まだ結晶化した人だったものにはあっていても目の前で、はまだありませんし、少し楽しみでもあります。
この先にそういう話が一つはあるんじゃないかと覚悟しつつ3巻を楽しみに待とうと思います。
また明日!