こんにちは。
衝撃の最新話から1日ちょいが経過しましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
と言うことで感想書いていきます。
感想と言いつつ考察垂れ流し場になりそう。
45話の余韻に浸ってる人はもう少し読むの待った方がいいかも、とだけ。
まず扉絵
かわ......かっわ......え、かんわいい......
小春のバーゲンセールだ......右上お持ち帰り希望です。
さて本編
遂に来てしまった小春とひなたさんの2人回。
これまで幾度か料理で一緒に何かする事はあれどここまでガッツリ絡む話は何気に初めて。
絶対何かあると覚悟はしてました。
今回読んでいてまず疑問に思ったのは
小春がひなたさんに対して敬語じゃない。
どこからかと言えば買い物に誘われてから。
最初は友達と遊ぼうとしてたところに声をかけられたので友達と遊ぶみたいな感じなのかな、と思ったけどそれにしても色々と不自然なんですよねこれ。
なので考えて行きます。
とりあえず今回の小春について行き着いた結論を出す前に可能性を潰します。
この回以前の本編最後の会話と言えば37話の冒頭ですがこの時はまだ普通に敬語なんですよね。
そしてメタ的な話をすれば小春がひなたさんへタメ口で話すようになるエピソードがあるとしても飛ばすとはとても思えない。スローループは家族の物語ぞ???
これで飛ばしてたら桜の木の下に埋めてください。
そんで一緒に料理をしてるのもこの2人を見る上では大事っちゃ大事だけどそれで2人の仲が大きく進展するかと言われたらまぁ見ての通りなわけで。
逆にひよりとは料理を通じて仲が進展してるところの対比は結構好きです。
ここで小春がどんな子だったかを思い出して欲しいんです。
小春は土屋さんからピエロと呼ばれるくらいには自分を演じる子。
結論
つまりこの回の小春が何してたかって
買い物に誘われたあの瞬間からひなたさんを自分のお母さんと設定してその娘を演じてたって事になります。
なんて残酷な事言うのって思う人いると思うけどそもそも誘われる前はひなたさん呼びなんですよね。
演じてる甲斐あってかちゃんと店員からは娘さんだと認識されてる(実際娘なんだけど)
あと面白いのが買い物に行ってから件の呼び方をするまで小春は一度も作中でひなたさんを呼ぶ事はない。
ここまでお膳立てされて仕組まれてないと思わない方が不自然というもの。
不意をつかれた時やふざけてる時は敬語ですが......w
いつもの小春は表に出て来てないですし。
ひなたさんが落としたハンカチを拾うシーンがいつもの小春と娘役の小春が合わさるシーンだと思ってます。
ここで考えたのでしょう。
なんて呼びかけるのかを。
21話でも同じような顔をして考えているので底の自分に語りかける時等はこんな顔になるのかな、と。
そして小春は呼びました。「お母さん」と
台詞は上記で話してる娘役を演じる小春のもの。
ただ表情が前の1番下のコマから意図的に隠されています。
なのでこの時の表情について、考察して行きます。
まず、小春からママである裕子さんに対するものから。
熱でうなされてる時には夢に見て
割と唐突にママの話したり
人生の始まりと言われるレベルの思い出が上の話だったり
海の話をするときもすぐに出てくる。
今も昔もずっとずっと小春は裕子さんの事が大好きなんです。
多分誰よりも。
本当の笑顔を見失っていても、ずっと裕子さんは小春の中にいて
ひよりへのアドバイスからしても、まだ小春の中にイマジナリー裕子さんがいるんじゃないかなあとは思ってます。
そんな裕子さんに強い執着している小春が新しい家族だとわかっていたとしても裕子さん以外に母親を象徴する呼び方ができるかって言ったら難しいと思います。
それらを踏まえて小春はどんな表情で「お母さん」と言ったのか。
今の結論ではこうなりました。
とても辛そうな顔をしていたんじゃないか
でもきっと、それは一瞬の事でひなたさんが見た瞬間には
いつもの作り笑顔を浮かべてこう言ったんじゃないかなと。
小春ってそういう子ですし。
というかこの作り笑顔こそ今回の小春は演じていた、と取れる最大の証拠なんじゃないかと思ってます。
呼び方がママじゃなくてお母さんなのはせめてもの妥協点なのかなって思います。ママは裕子さんだけなので。
役であってもそこだけは譲れなかったんじゃないかな。
一見大きく進展したかに見えた買い物回は、ただただ小春の計算によって生み出された産物だったという結論になりました。
ひなたさんからしても小春をまだちゃんともう1人の娘だと認識しきれていないだろうにいきなりお母さんと呼ばれたらあんな真顔になります。
というかその次のページでも笑えてないんですよひなたさん。小春と違って作り笑顔すら出来てない。
呼ばれて嬉しいのであればこの時に笑えているはずだよなあと。
最後はさっきまでの2人という感じですが。
小春が役者として動いていたとしてもひなたさんはそれこそ友達とか娘(ひより)の友達みたいに接してた感じはあるのですれ違うのは当たり前です。
そしてこれ、最後の描写でひなたさんは受け入れたというよりは先生にお母さんと呼んでしまった的な恥ずかしいアレとして処理されてる気がしなくもないです。
この会話はあくまでさっきまでの2人に戻った、みたいなものなので。
しかしこの打算に満ちた行動がこれからの合同家族旅行で何かが変わる大きなきっかけにはなっていると思います。
ひなたさんがどうもう1人の娘である小春のお母さんになって行くか
小春がどうひなたさんを本当の意味で新しいお母さんとして受け入れて行くのか
この先がとても楽しみになる最新話でした。