夕暮れのみかん箱の上で

作品の感想や考察を気ままにあげるところ

小春と土屋さんの関係性で思う事。

前からまとめときたいと思ってたので書きます。

 

土屋さんは37話の中学生の小春がクラスメイトからどう見ても失礼な発言すら気にしてないと笑っているのを見てあらぬところから切り込んで来た子です。

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小春はそんな孤高な感じを気に入ったのか帰りに自分から話しかけに行くんですよね。

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小春が内面を少し吐露してもこの反応。小春が好きと言う気持ちも分かります。

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37話で描かれてたのはここまでで、この先しばらくは読者の妄想に委ねられました。

今の小春を見るにそんなに関係は進んで無かったんだなあ、と当時は思ってましたね。

 


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38話でゲーム友達になっていて目ん玉飛び出ました。1ヶ月で答え合わせが来たの今思えば幸せだなあ。

関係が続いてたのがただただ嬉しい。

 

2人がそれからどうなったかは40話の冒頭でわかります。

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小春が引っ越す事が分かって、小春の事を心配する土屋さんです。

それに対して小春はからかって土屋さんがあしらう

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それが37話から築いて来た2人の関係のその先なんですね。

ここで小春は引っ越してしまうので一旦2人の関係性はここで打ち止めとも言えます。

表面上はほっこりできる良いやり取りが続くんですがそれも表面上での話です。

小春は恋ちゃんにジョーカーと言われるくらいには相手にとって必要なカードになれる子。それは昔も今もいい子を演じようとする小春の一側面です。

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41話や37話で描かれたピエロである小春とはまた違います。

 

何が言いたいかと言いますと今の土屋さんと小春の関係は、土屋さんの望む心配したくなる理想の小春を小春がそれを知って演じてるような状態。

 

出会った頃のあのサバサバした感じはもう面影がありません。小春大好きになっちゃってますね。

それだとどうなるって、小春は本音を見せなくなったし見せられなくなった。

 

ただ小春も小春でまた土屋さんにサバサバした土屋みやびという理想を求めていたところも感じるのでどっちもどっちって感じします。

 

つまるところ、最初は小春が理想を求めたけどそれは叶わず、最終的には土屋さんが小春に理想を求め、それに小春が応えているような関係になってるって感じですね。

生々しいなって感じで好きです。

 

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今の土屋さんは37話の時に自分で言った嫌いな奴に両足突っ込んでる感じします。

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この場面のこの表情もこの事に気づいてしまったのかもしれませんね。

 

これ以上のものが現状無いので話はここまでです。

ここからは好きな場面について語ります

 

 

 

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このやり取りです。

「海は好き?(多分純粋な質問)」に対し強めに「嫌い」と発言してたり

「泳ぐならプールでもよくない?」にしても小春に行かないで欲しい、隣に居て欲しいと遠回しに言ってるように感じるんですよね。

海という漢字一つ取っても小春の苗字である海凪には海が含まれてますしスローループに於いて海という表現はそのままの意味だけで捉えるのは難しいと思ってます。

 

これはアニメのEDに使われてるシュワシュワの歌詞で使われる海にも通ずる部分ですね。

原作の表現こそ全てではありますが解釈なんて色んな触れた表現を引き出しに詰め込んで何かを考える時に引き出せるものと思うので参考になるものはとことん取り入れたい所存です。

 

またなんかあったら書きます。では!