こんにちは。
最近読んだこの本があまりに良かったのでこちらに感想として残したいなと思いました。
読み始めて思ったのは読んできた色んな漫画ではある程度の色はわかるようになっていたのが(自分が色盲なのもあるかもしれませんが)文字通りの終始モノクロ調だったところに驚きました。
主人公のまよわちゃんがはろーって挨拶されるまで金髪だってわからなかったくらい。
そして主人公の喋り方が実は結構好きな女性言葉だったのもあって楽しく読めました。(最近で言えばバンドリの弦巻こころみたいな喋り方)
祖父が日本人、病弱なため本を読んで育ったというのが幼い頃からこの喋り方のままなのにも説得力があって好きです。
読んでいて思ったのは
この本なんか小説っぽいなってところ。
悪い意味では無く凄く良い意味で、です。
所々でモノローグがたくさんあるからついそう思わずにはいられませんでしたね。
キャラ視点のモノローグなんて色んな漫画で見るものではあるのですがこの本を読んでいる時だけ不思議とそう感じました。
特に自分が印象に残って好きだったのはキャラ間(特にまよわちゃん関連)の台詞回しです。
全体的に関連の台詞回しや表現が丁寧だな、良いな。と思う中でのまよわちゃん好きポイントを5つ挙げてみました。
(普通にここ好きポイントにしようと思ったらまよわちゃんだらけになってた)
特に好きな台詞等も一緒に挙げていきます。
1つ目
「あなたに会えないと今日が終わらない気がして・・・!」のところ
こういう衝動的に動いちゃうのすごくわかるし実際にそれで動いちゃうまよわちゃんが好き。
2つ目
「まばゆいものはわたしたちの言語だった」
詩的で幻想的で好きです。そこから行われる月のような食べ物を言い合うまでのやり取りが素敵。すごくきらきらしてる。
3つ目
「ここ数日で夏を摂取しすぎた・・・」
からの
「秋の到来が始まりそう・・・」
の流れ。
ちょっと読んでてクスっと来たしこの子にしか言えない台詞だなって感じがすごくした。
4つ目
「だ、だって・・・行けなかったお祭りはその夏の全てだったんじゃないかって思わずにはいられないのよ」
台詞だけでもう可愛いってなる。
もっと書くと
夏祭りに行けなかった悔しさをその夏の全てだったんじゃないかと表現するまよわちゃんすごく可愛い。
ここ好きポイント番外編(まよわ以外)
輝夜ちゃんの毎日がまよわちゃんと出会ってからどんどん変化して行くのも好き。
キャラクターの何人かどこかで無くしてしまった記憶があるのも印象的でそういう話だと前に読んだラストピアを思い出したりもしました。
こちらは島に来ると辛い記憶を忘れて過ごせるという設定がありましたが夢想のまちはそれでもない感じがしています。
まよわちゃんやむく君が記憶に関してはわかりやすく見せてくれてますがまよわちゃんに関しては病気が治った(?)事やそして知らない記憶などを見てもしかして...?と思ったりはしてます。確証がないからこれ以上は触れませんが。
何にせよこの先がすごく気になる世界観なので今から2巻の発売がとても楽しみです!